日本無線のスマートシップは
陸と船をつなぎ、未来へ進みます

2022年4月20日(水)から22日(金)までの3日間、東京ビッグサイトにて開催された「SEA JAPAN 2022」に出展しました。近未来の自動運航実現を目指す"JRCスマートシップ構想"を中心とした、最新舶用電子機器やサービス、アプリケーションをご紹介しました。
日本無線の無人運航船実現までのマイルストーン
JRCの考える将来の自動運航船を遠隔でサポートする陸上支援センターをVRコンテンツで紹介しました。
VRゴーグルを装着し、お手元のコントローラーを使ってVR空間内の移動や各機器の表示画面や説明を体験していただきました。
VR体験の様子
プレゼンテーションの様子
船舶の自動運航船の実現に向け、AI等の先進技術を活用した的確な操船判断支援を目的とした「統合操船者支援システム」の開発プロジェクトを動画で紹介しました。
日本無線は無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」におけるDFFASコンソーシアムに参加し、「陸上支援センター」の開発を担当しました。JRCブースでは、無人運航船の運航状況をシステムのディスプレイに表示し、船長と機関長が陸上側のオペレーターとして遠隔監視を行う「陸上支援センター」の実物を紹介しました。
航海計画統合表示、状況分析画面
国内法規とIMOに適合したXバンド固体化空中線を紹介しました。
固体化空中線は、マグネトロン交換が不要なためコスト削減に寄与するとともに、固体化独自の信号処理により探知性能が向上します。
インマルサットフリートエクスプレス(FX)に対応するアンテナラインナップを紹介しました。
高速&安定通信を実現するFX( Fleet Xpress )は、高速通信を提供するGX(Global
Xpress)と雨の影響を受けない安定した通信を提供するFB(FleetBroadband)を状況に応じてシームレスに使い分けるシステムです。
高精度で高信頼性の測深性能を実現する新型測深機JFE-400/700を紹介しました。IMO決議MSC.74 (69) Annex 4に適合した、視認性の高いカラータッチパネル液晶を搭載しており、過去48時間の測深データの記録と読み出しが可能です。
JRCの子会社であるAlphatron社製のオートパイロット『AlphaPilot』、接岸支援システム『AlphaMINDS』を本邦初展示しました。
作業性、利便性に優れた美しいスマートブリッジシステムを紹介しました。欧州デザインを取り入れたワンマン操船仕様のブリッジコンソールにレーダー、無線機、操船用ジョイスティックなどを機能的に配置することにより、運航効率を向上させ、環境負荷低減に寄与します。